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妖怪百物語  作者: keikato
727/919

727 オハチスエ

 オハチスエという妖怪がおります。

 アイヌに伝承があり、名前のオハチスエは「空家の番人」といった意味で、これは毛むくじゃらの爺の姿をしていたといいます。

 かつてアイヌの人々は、夏は海の集落、冬は山の集落に住むといった、移動狩猟生活を送っていたのですが、こうした一時的に不在となる空家に、オハチスエは棲みついていました。

 性格は非常に凶暴で、常に持ち歩いていた刀で人や家畜を殺傷したといいます。

 ある冬。

 コタンケシの村長は、犬ゾリを使ってタライカという集落を訪れた際、このオハチスエと遭遇し、本人はからくも逃げ延びることができたのですが、犬二匹が切り殺されました。

 このオハチスエ。

 犬とソリが合いませんでした。



・ソリ=犬ゾリ=そり

・そりが合わない=考え方が一致せずどうしても協調できない


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