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妖怪百物語  作者: keikato
725/921

725 オラビソウケ

 オラビソウケという妖怪がおります。

 長崎県や佐賀県に伝承があり、名前のオラビソウケは「大声を出す」ことを意味する九州地方の方言、「オラブ」に由来するといわれています。

 山中でオラビソウケに出遭い、おらびかけるとおらび返してくることから山彦の類いだとされる一方、山彦は叫ぶものではなく響くものなので、山彦とは異なるともいわれています。

 なおソウケの意味は、柳田國男著『妖怪談義』や『妖怪名彙』は不明としており、しかも同じく柳田の『綜合日本民俗語彙』には「オラビソウテ」と記載されてあり、どちらか一方が誤記の可能性があります。

 その点を妖怪本人に質したところ、次のような返事が返ってきたといいます。

「そうけ?」


・そうけ=オラビソウケ=そうか

・柳田國男(やなぎだくにお・1875~1962・民俗学者、官僚)

・『妖怪談義』(日本各地を歩き見聞した怪異伝承を編纂)

・『妖怪名彙』(全国から採集した約80種の妖怪及び怪現象)

・『綜合日本民俗語彙』(農山漁村に伝承されてきた語彙の集大成)


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