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妖怪百物語  作者: keikato
722/918

722 三昧太郎

 三昧さんまい太郎という妖怪がおります。

 石川県や富山県に伝承があり、三昧は墓場という意味があり、火葬場で死体を千体以上焼くと死霊が集まり、それが人のような形になるといいます。

 石川県の伝承。

 三昧太郎は人間と相撲を取りたがったり、拍子木を叩いて騒いだりしました。

 富山県の伝承。

 この三昧太郎も火葬場で死体を千体以上焼くと現れたといい、やはり死霊が集まってできた人間らしきもので、相撲を取りたがったり、死人がありそうだと前の晩に拍子木を叩いたり、くいを打って音を出したといわれています。

 この三昧太郎。

 準備した杭は残すことなく墓場に打ちました。

 すべて打ってしまわないと、クイが残るのだといいます。


・クイ=悔い=くい

・悔いが残る=物事がうまく進まずに終わったり、やり残したりしたことを残念に思う


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