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妖怪百物語  作者: keikato
717/916

717 宗旦狐2

 宗旦狐は京都市上京区の相国寺に伝わる妖狐です。

 時代は幕末。

 宗旦狐は修行僧となって、日々、ほかの僧たちとともに寺で修行をしておりました。

 ある年の盆。

 門前の豆腐屋が資金難だと知った宗旦狐は、(はす)の葉を集めて売り、その金で大豆を買って豆腐屋に助力しました。

 豆腐屋はお礼にとネズミの天ぷらを作り、それを袋に入れて宗旦狐に贈りました。

 宗旦狐はこまりました。

 ネズミを食うと神通力が失われるのです。

 わかってはいても大好物、宗旦狐は我慢できずに袋のネズミを食べてしまいました。

 その直後。

 野良犬たちが集まってきて、鼻をひくつかせながら宗旦狐を取りかこみました。

 宗旦狐はとっさに思いました。

――袋のネズミか……。


・袋のネズミ=ネズミの天ぷら

・袋のネズミ=逃げ出すことのできない状況


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