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妖怪百物語  作者: keikato
708/919

708 蛇蠱

 蛇蠱へびみこは憑き物の一種です。

 この蠱には「まじないに使う虫」「人を害する呪い」などの意味があり、香川県小豆島に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 某神社の裏手にある(やぶ)で、村人の一人が大きな長持(ながもち)を見つけました。

 これを聞いた村人数人が集まり、中身を分け合おうとふたを開けたところ、中から無数の蛇がはい出してきて、それぞれ村人たちにとり憑いて各家へと入り込みました。

 これらの家が後に蛇蠱の家系になったといわれ、この家系にある者がほかの誰かに憎悪の念を抱くと、その相手に蛇の霊が憑き、しまいには蛇に内臓を喰われて命を落としたといいます。

 この蛇蠱。

 長持を見つけたことが藪蛇でした。


・藪蛇=藪

・藪蛇=よけいなことをして、かえって自分にとって悪い結果を招く

・長持=衣類や寝具の収納に使用された長方形の木箱


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