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妖怪百物語  作者: keikato
699/917

699 ワロドン

 ワロドンという妖怪がおります。

 鹿児島県鹿屋市に伝承があり、山に棲む河童の類いのものだといいます。

 身長は1メートルほどですが、体の大きさを自在に変えることができたともいわれ、馬の足跡に溜まった水の中に千匹も住んでいたという伝承もあります。

 またワロドンは体をバラバラに切り刻まれても、元の体となって生き返るとされ、それも2、3日程度で生き返るといわれています。

 これを防ぐには、切り刻まれた肉片の一切れでも食べてしまえば、ワロドンは生き返ることができないのですが、肉が苦くてまずいことを知っているのか、ほとんどの動物は食べようとしませんでした。

 そうしたなか人間だけはしかたなく食べました。

 苦肉の策でした。


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