表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
686/918

686 オンボノヤス

 オンボノヤスという妖怪がおります。

 福島県田村地方に伝承があり、山の中に出没したといわれる正体不明の化け物です。

 オンボには「尻尾」の意味があることから、尻尾があるのではないかともいわれていますが、今もなお正体は謎に包まれています。

 オンボノヤスは山で人間に遭遇すると、白い(きり)を吐き出すといわれ、出遭った者はこの霧で道がわからなくなり、山の中を長い間、さまよい歩くことになりました。

 ある日。

 豪胆な男がこの化け物の正体を暴こうと、オンボノヤスのあとをつけましたが、やはり白い霧が出て見失ったうえ、一晩中、山の中を歩きまわされたといいます。

 このオンボノヤス。

 出遭った者をキリキリ舞いにさせました。


・キリキリ=霧

・キリキリ舞い=あわてふためく


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ