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妖怪百物語  作者: keikato
682/917

682 山童1

 山童やまわろは河童の一種です。

 西日本各地に伝承があり、これは河童が山の中に入ったものだといい、その姿は子供のようで、頭には長い頭髪を生やし、全身が細かい毛でおおわれていたといわれています。

 熊本県の山童は、大工が使う墨壺すみつぼを嫌っており、墨壺の墨の線を打っておくと、それより内側に入ってきませんでした。

 一方。

 この山童は人の仕事を手伝い、お礼として酒や握り飯を渡すと繰り返し仕事を手伝ってくれましたが、このときお礼の品物は約束した物でなければならず、ちがう物を渡すと怒りました。

 また仕事前、墨の線より外に握り飯を置いておくと食い逃げをされたといいます。

 この山童。

 スミに置けませんでした。


・スミ=隅=墨

・隅に置けない=思いのほか知識などがあって油断できない


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