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妖怪百物語  作者: keikato
658/917

658 石投げんじょ

 石投げんじょは怪異の一種です。

 名前の「じょ」が「女」に通じることから、「石投女」と表記されることもあり、佐賀県鳥栖市江島町や長崎県西彼杵郡に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 ある漁師が夜の霧深い海で漁をしていると、突然どこからか、岩が崩れ落ちるような大きな音が聞こえてきました。

 翌朝。

 漁師が音のした場所に行ってみると、何ら変わったことは見られませんでした。

 それからも……。

 漁の途中、大きな音がする怪異は続きました。

 ある晩。

 石が崩れ落ちる大音響がして、このとき漁師は波の上に立つ怪しい女を見かけました。

 漁師は女に声をかけました。

「おまえか、石を投げたのは?」

 女が答えます。

「うちは石投げんじょ!」


・石投げんじょ=石投女=石投げんよ


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