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妖怪百物語  作者: keikato
656/917

656 一つ目入道

・ヒトメ=一つ目=一目

 一つ目入道という妖怪がおります。

 これは目が1つしかない大入道で、見越し入道のように背が伸び縮みしたといい、和歌山県日高郡由良町に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 ある若者が上志賀から衣奈へ向かう途中、向こうから立派な行列がやってきました。

 それは殿様の行列のようで、若者が木の上に登って見物していたところ、その行列は木の根元で止まると、大きな駕籠(かご)から背丈が1丈もある一つ目の大男が現れ出ました。

 その大男が木に登って襲ってきます。

 若者が無我夢中で刀を振るって大男の頭を斬りつけると、大男は真っ逆さまに落ち、狸となって消え去りました。

 この一つ目入道。

 ヒトメ見て、狸が化けたものだとわかりました。



・ヒトメ=一つ目=ひと目

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