表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
649/920

649 付紐小僧

 付紐(つけひも)小僧という妖怪がおります。

 長野県佐久市に伝承があり、見た目は七、八歳ぐらいの子供のようで、いつも紐がほどけた着物を着ていたといいます。

 またこれは妖怪「小豆洗い」の相棒といわれ、夕暮れ時になると小豆洗いの屋敷に通っていました。

 その道中。

 付紐小僧に遭遇した者が何も知らずに、「おい、着物の紐がほどけているぞ。どれどれ、わしが()ってやろう!」などと言って近づくと、化かされる羽目になり、一晩中やみくもに歩かされたうえ、夜が明ける頃になってようやく家に帰り着くことができたといいます。

 この付紐小僧。

 紐がほどけているのが本来の姿であって、他の者があれこれユウ必要はありませんでした。


・ユウ=結う=言う

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ