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妖怪百物語  作者: keikato
638/917

638 木綿ひき婆

 木綿もめんひき婆は福岡県に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 福岡の屋敷町の空き地に一本の大きな古木があったのですが、この木のそばを人が通りかかると、そこには綿繰り車をまわす白髪の老婆がいて、恐ろしい目つきでにらみつけてきたといわれています。

 また、こんな話もあります。

 その木が風で揺れると、あたかも綿繰り車をまわすような音が聞こえるので、子供たちは「木綿ひき婆だ」と怖がって、決して近づかなかったといいます。

 現在。

 木綿ひき婆がいたという場所には、綿繰り車をまわす音を出したといわれる古木は残っていません。

 ですが今でもそこでは、綿繰り車をまわす音が聞こえてくるといいます。

 コットン、コットン。


・コットン、コットン=綿繰り車をまわす音

・コットン=綿


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