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妖怪百物語  作者: keikato
635/917

635 河童の妙薬

 河童の妙薬は、河童が持つといわれる伝説上の薬です。

 これは東北、関東、四国など各地に同様の伝説があり、『西遊見聞随筆』『利根川図志』などの江戸時代の古書にも記述があり、それらは次のようなあらすじになっています。

 河童が人間や馬に悪戯をしたあと、悪戯をした相手や馬の持ち主にこらしめられ、河童は手を切り落とされてしまいます。

 その後。

 河童が手を返してもらいに現れます。

 そのとき悪戯の詫びの(しるし)として、「手をつなぐ良い薬がある」と言って薬を渡したり、薬の調合方法を教えたりします。

 この河童の妙薬の伝説。

 河童はこらしめられたあと、詫びの印だといって必ず妙薬を持って現れました。

 判で押したようにです。


・判で押した=詫びの(しるし)

・判で押した=同じことの繰り返しで

・『西遊見聞随筆』=詳細不明

・『利根川図志とねがわずし』=赤松宗旦あかまつそうたん著の利根川中下流域の地誌)


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