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妖怪百物語  作者: keikato
615/917

615 女天狗

 女天狗は民間伝承などにある天狗のうち、女性の天狗とされるものです。

 女天狗は男天狗とともに、世俗の人々に混じって生活をしていたといわれています。

 容姿としては長い髪を持ち、(まゆずみ)、紅、おしろいで化粧をし、歯にはお歯黒をつけており、緋色ひいろの袴、小袖五ツ衣、薄衣の被衣(かずき)を身に着けていました。

 そうしたこともあり、女天狗は優美な女性にしか見えず、背にあるつばさを見せられるまでは、その女性が女天狗とは気づかなかったといいます。

 この女天狗。

 天狗になる以前は人間の娘だったのですが、その美しさゆえに男たちにチヤホヤされ、すっかり舞い上がってしまいました。

 この娘。

 天狗になりました。


・天狗になる=いい気になって自慢する

・五ツ(いつつぎぬ)=五枚重ねて着ること

被衣(かずき)=女性が外出時に頭から被った布


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