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妖怪百物語  作者: keikato
606/918

606 ヤマンバ憑き

・ツキ=憑き=つき(運)

 ヤマンバ憑きは憑き物の一種です。

 これは高知市に伝承があり、家が栄えることを「ヤマンバが憑く」といいました。

 その昔。

 ある家でヤマンバが憑いたことがありました。

 山で仕事をしている最中に、その家の主人がある物が欲しいと思うと、それが家に置かれてあるようになり、またどういうわけか、米も切れることがなくなったのです。

 ある日。

 主人が不思議に思って早めに家に帰り、窓からこっそり家の中をのぞき見ると、見知らぬ白髪の老婆が座敷を掃除していました。

 これに驚いた主人がおもわず声を上げると、老婆はどこかへ逃げ去りました。

 それ以来。

 その家は衰退していったといいます。

 この家。

 それまでのツキが逃げてしまったのでした。


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