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妖怪百物語  作者: keikato
603/917

603 赤べこ

 赤べこは伝説の一種で、福島県に次のような話が伝わっています。

 9世紀初頭の頃。

 徳一大師が会津の柳津に福満虚空蔵堂を建立しようとしたとき、1頭のたくましい赤牛が現れて用材運搬を助け、堂が完成するや石と化して寺に永く仕えたといいます。

 また赤牛が出現したのは1611年の慶長三陸地震後、虚空蔵堂再建工事の際とも伝えられています。

 寺の境内にはこの伝説にちなんだ「撫で牛」の像があり、これを撫でると運が開けるといわれています。

 その後。

 鶴ヶ城主の蒲生氏郷が殖産振興の一環として、この伝説に基づく張り子の牛の玩具を作らせたのが「赤べこ」の由来だと伝わっています。

 この赤べこ。

 体を張って人々のために働いています。


・体を張って=張り子

・体を張って=命がけで

・徳一大師(とくいつたいし・奈良時代から平安時代前期にかけての法相宗の僧)

・蒲生氏郷(がもううじさと・戦国時代から安土桃山時代にかけての武将)


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― 新着の感想 ―
[良い点] ヒンズー教では牛は神様の使いとされていますが、日本の伝説における牛にも神通力がありそうですね。 特に石像と化した赤牛は、撫でると物凄い御利益がありそうです。 [一言] 伝統工芸品の赤べこは…
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