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妖怪百物語  作者: keikato
599/921

599 酒ごんご油ごんご

 酒ごんご油ごんごは祟りの一種で、これは京都府京丹後市に次のような話が伝わっています。

 木津の龍献寺の下にある旧道は、かつては古い杉やケヤキが茂っていて、昼でも薄暗い所でした。

 またそこには石垣があって、根本には石を抜いた穴が空いており、その穴には年老いたいたちが棲んでいました。

 そして人が前を通ると、「酒ごんご油ごんご」と声をかけてきたといいます。

 ちなみに、ごんごは「五合」のことです。

 この声を聞いた者は、その品物を穴の前に持っていかなければ祟りがあるといわれていたことから、この道を通るときは耳を押さえて足早に通り過ぎていたといいます。

 この酒ごんご油ごんご。

 鼬がいる限りイタチゴッコでした。


・イタチゴッコ=いたちごっこ

いたちごっこ=終わりの見えない状況や、解決が難しい問題を指す言葉。もとは江戸時代後期に流行った子供の遊びに由来しており、二人一組となり、「いたちごっこ」「ねずみごっこ」と言いながら相手の手の甲を順につねっていく。これは同じことを延々と繰り返して終わりのない遊びであった。


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