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妖怪百物語  作者: keikato
569/923

569 かたづら

 かたづらという妖怪がおります。

 これは秋田市に伝承があり、漢字で表記すると「片面」となり、顔が半分しかありませんでした。

 夜間。

 かたづらは歩行者の前に現れて、半分しかない顔を見せてびっくりさせました。

 これは顔のない妖怪「のっぺらぼう」と同じ類いの妖怪であり、また同じ相手を何度も驚かす「再度さいどの怪」でもありました。

 その話ですが、顔が半分しかないかたずらを見て驚いて逃げた者が、逃げた先で他の者に出会って顔が半分しかない妖怪を見たことを話すと、「こんな顔だったかい?」と、そこで再びかたづらが半分しかない顔を見せて驚かせるといったものです。

 このかたづら。

 のっぺらぼうと同じサイドの妖怪でした。


・サイド=再度さいど=サイド(側)

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