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55 厩神
厩神は、かつて厩で信仰されていた守り神です。
古来。
農家にとって馬は重要な労働力で、家族同然に扱われていたことから、厩神は人間を守る神と同様、馬を守る神として信仰されていました。
厩神を祀る多くの地方では、猿が馬の守り神とされており、厩に厩神の祠を設け、猿の頭蓋骨や手足をご神体として奉納していました。
簡易な方法としては、猿の絵を描いた絵馬やお札を魔除けとして貼ることもありました。
また馬の安全を願う祭礼として、厩で猿を舞わせる風習もあり、猿まわしはその名残りだといわれています。
このように馬のご神体は、「猿の骨、猿の札、猿の舞い」と、すべて猿であります。
この厩神。
猿とウマが合います。
・ウマ=馬
・ウマが合う=気がよくあう




