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妖怪百物語  作者: keikato
548/927

548 人魚1

 人魚は伝説上の生き物です。

 これは上半身が人間、下半身が魚の姿とされ、日本各地に様々な伝承があります。

 古来、人魚の出現は吉兆とされていましたが、時代が下るにつれてまったく逆のことが語られるようになり、人魚が現れるのは大津波や暴風雨の前兆であるといわれるようになりました。

 江戸時代中期、菊岡米山の奇談『諸国里人談』によると、若狭国で漁師が岩の上に寝ていた人魚を殺したのち、その村では海鳴りや大地震が頻発し、それが人魚の祟りと恐れられたといいます。

 また江戸時代の越中国では、角を持った全長11メートルの人魚を、450丁もの鉄砲で撃退としたといわれています。

 この人魚。

 江戸時代の越中国で頭角を現しました。


・頭角=角を持った

・頭角を現す=才能や技量が他よりも優れていて目立つ

・菊岡米山(きくおか・1680~1747・俳人、作家)

・『諸国里人談』(しょこくりじんだん・奇談・怪談)


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― 新着の感想 ―
[良い点] 高層ビルなどが存在しなかった江戸時代において、全長十一メートルの巨体はかなりの威圧感があるでしょうね。 調べてみました所、越中国に現れた巨大人魚は黄金の二本角が頭から生えているのに加えて、…
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