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妖怪百物語  作者: keikato
547/922

547 ぶっつありてい

 ぶっつありていという妖怪がおります。

 名前のぶっつありていは「おんぶされたい」という意味の方言で、福島県南会津郡檜枝岐村に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 檜枝岐村の山の上から「ぶっつありてい!」と叫ぶものがおりました。

 あるとき。

 肝っ玉の大きな男が、声の主の正体を突き止めようと山の上まで行ったところ、影のようなものが男の背中にぶつかり、見ればそれは毛がふさふさしている四本脚の化け物でした。

 男は化け物を背負って帰り、鍋に水と一緒に入れてグツグツと煮ました。

 翌朝。

 男が鍋のフタを開けると、ひとかたまりの黄金が入っていたといいます。

 このぶっつありてい。

 フタを開けてみるまで正体がわかりませんでした。


・フタを開けてみるまで=事の実情や結果などを見るまで

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