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妖怪百物語  作者: keikato
53/921

53 大風呂敷

 大風呂敷は化け狸の一種で、香川県仲多度郡まんのう町に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 炭焼き小屋で一人で夜を過ごしていると、見知らぬ男がふらりとやってくることがよくありました。

 この男こそが大風呂敷といわれる化け狸で、初めのうちはおとなしく囲炉裏の火にあたっていますが、そのうちあぐらをかいた股ぐらから金玉を取り出して、それを火であぶり始めます。

 そしてあぶっては広げを繰り返すたびに、金玉はどんどん広がっていき、やがて風呂敷のようになるのですが、そうやって広げた金玉に人間をくるんで襲っていたといいます。

 この大風呂敷。

「すごいだろ、これには何だって入るんだぞ」

 いつも大風呂敷を広げていました。


・大風呂敷を広げる=大げさな言動をする

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