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妖怪百物語  作者: keikato
521/923

521 マブイ

 マブイは霊魂の一種です。

 沖縄県に伝承があり、人間はマブイと身体で成り立っており、マブイは霊魂、身体はマブイの容器だと考えられていました。

 マブイは遊離性があり、遊離したときには霊媒師を呼んでマブイ寄せをしてもらいました。

 マブイが帰ってこない場合、長くて3年、早ければ数日のうちに死ぬといわれ、また人にはマブイは10個あり、そのうち7個以上が失われると死に至るといわれました。

 一晩にマブイ全部が遊離した男がいました。

 男はすぐに霊媒師を呼んで、マブイ寄せをしてもらいました。

 一つ寄ってきました。

 それは自分のマブイとはちがう若い女のマブイでした。

「マブイなあ」

 それからは一つも寄ってきません。

「マズイなあ」



・マブイ=容貌が美しい

・マズイ=ぐあいが悪い、不都合である


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