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妖怪百物語  作者: keikato
517/923

517 赤シャグマ

 赤シャグマという妖怪がおります。

 四国地方に広く伝承があり、人家に住み着く赤い髪の子供の妖怪で、眠っている者の足をくすぐるといった悪戯をする一方、これが住む家は富み栄え、出ていかれた家は没落するといわれています。

 ちなみにシャグマは漢字で表記すると「赤熊」となり、また「縮れ毛の入れ髪」のことをシャグマといい、愛媛県宇和島市に次のような話が伝わっています。

 ある冬の寒い日。

 男が山仕事から帰ってくると、薄暗い家の中、数人の赤シャグマが囲炉裏のそばでだんをとっており、赤シャグマたちは帰ってきた男に気がつくと、あわてた様子で床下へと姿を消しました。

 それ以来。

 男の家はダンダン栄えていったといいます。


・ダンダン=だん=段々(だんだん)

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