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妖怪百物語  作者: keikato
511/923

511 鳳そう魚

 鳳そうほうそうぎょという怪魚がおります。

 江戸時代末期に発見された怪魚で、昭和初期の民俗学者、藤沢衛彦の『変態見世物史』に次のような話が記されています。

 天保9年6月。

 鳳そう魚は現在の神奈川県の浦賀の浜辺にいたところを発見され、生け捕りにされました。

 外観はエビのようでしたが、頭は猩猩(しょうじょう)、顔は馬か猫に似ており、両の目玉はかねのように光り、さらに腹は金色に輝き、ヒレは四肢のようであったといいます。

 日中は通常の魚のように海中を泳いでいましたが、夜になると水から上がって陸上で生活していたと伝えられています。

 この鳳そう魚。

 ヒレが四肢のようであったといいます。

 これって、アシか?


・アシか?=肢か?=アシカ?

・猩猩=想像上の動物。オランウータンに似るが、顔と足は人に似て髪は赤く長く垂れ、よく酒を飲むという

・藤沢衛彦(ふじさわもりひこ・1885~1967・小説家、民俗学者)

・『変態見世物史』(へんたいみせものし・昭和2年初版)


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