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妖怪百物語  作者: keikato
477/924

477 丹鶴姫

 丹鶴姫たんかくひめは、源頼朝の祖父だった源為義の娘として生まれた実在する人物で、和歌山県新宮市に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 熊野川河口付近にあった丹鶴城趾には、日暮れになると、かつてここを住まいとしていた丹鶴姫というもののけの姫が出ました。

 丹鶴姫の使いは黒い兎で、子供の前をひょいと横切ることがあり、それを見た子供は死んでしまったといいます。

 また丹鶴姫はたいそう子供好きで、夕暮れどき、子供が一人で歩いているとの袴姿で現れ、おうぎで子供を招き寄せました。

 翌朝。

 招かれた子供はやはり死んでいたといいます。

「丹鶴姫、あなたがその扇でもってやったんでしょ!」

「ウチワ、センス」


おうぎ=ウチワ、センス

・ウチワ、センス=私はしてません

・源頼朝=みなもとのよりとも・1147~1199・鎌倉幕府初代征夷大将軍

・源為義=みなもとのためよし・1096~1156・平安時代末期の武将


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