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妖怪百物語  作者: keikato
463/923

463 亡者船1

 亡者船は怪異の一種です。

 日本各地に伝承があり、これは海の事故で死んだ人間が幽霊になって現れる、「船幽霊」の類いのものだといわれています。

 内容は地方によってさまざまで、海にゆらゆらと幻のように浮かび、船幽霊のように生者の船を襲うものもあれば、ただ蜃気楼のように幻となって現れるものもありました。

 愛知県の日間賀島では、髪の毛を燃やすか、魚を焦がすことで、これを避けられたといいます。

 青森県の尻屋崎では、港に入った船が急に見えなくなることがあり、これは人を喰ったフカが化けたもので、これに出遭ったときは味噌を水で溶かしたものを海に流したといいます。

 この亡者船。

 フカ入りせず、水に流すのが良いとされました。


・フカ入り=深入り=ふか入り

・水に流す=水に溶かして流す=水に流す

・水に流す=過去にあったことをすべてなかったこととする


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