表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
448/925

448 鍋かぶり

 なべかぶりは福島県南会津郡檜枝岐村に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 桧枝岐村の山中には化物清水と呼ばれる泉があり、その付近に小屋をかまえる木こりの一団がいました。

 ある朝。

 小屋の戸を引っ掻く音がするので木こりの一人が戸を開けると、化物清水に大きな鍋をかぶった怪しい者がいました。

 村に戻った木こりたちがその話をしたところ、一人の男が化物の正体を確かめてやると言って、泉に向かいました。

 それから3日経っても男は戻らず、どこを探しても発見することはできませんでした。

 その後。

 男はなぜか泉のそばの木の上で見つかり、泉には鍋があったといいます。

 木こりたちは鍋を前に首をひねりました。

「ナベだべ?」


・ナベ=なべ=なぜ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ