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妖怪百物語  作者: keikato
437/931

437 化け鼬

 化けいたちという妖怪がおります。

 これは伊豆大島に伝承があり、よく人間の声を真似して呼びかけてきたといいます。

 また江戸時代中期、鳥山石燕の妖怪画集『画図百鬼夜行』に描かれてあり、これでは「鼬」と書いて「テン」と読ませています。

 本来、テンは漢字にすると「貂」ですが、石燕の描いた鼬は長い年月を生き、テンに妖怪化したものだと考えられています。

 この図画の中では、複数の鼬がタワー状に組んで身体から火のような妖気を発しているのですが、このように積み重なっているのは炎を表すものであり、鼬が絵のようになって現れた家は火災に遭うと恐れられていたからだといいます。

 この化け鼬。

 今も鼬かテンでわかっていません。


・テンで=てんで=てんで

・てんで=まるっきり、まったく

・鳥山石燕(とりやませきえん・1712~1788・画家)

・『図画百鬼夜行』(がずひゃっきやこう)


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