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妖怪百物語  作者: keikato
430/923

430 ヒカギリ

 ヒカギリという妖怪がおります。

 山神や水神が変化した姿だといわれ、これは首に輪の模様を持つ小柄な蛇で、中国、四国地方に伝わる憑き物「トウビョウ」の類いのものだといわれています。

 ちなみにトウビョウは10センチから20センチほどの小さな蛇で、体の色は全体的に淡い黒で、首の部分に金色の輪があったといわれています。

 徳島県三好市に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 某男が山道を歩いていたところ、蛇がキジを呑み込もうとしている場に遭遇しました。

 男が蛇からキジを横取りして持ち帰ると、蛇は執念深く家まで追ってきました。

 男は恐れをなしてキジを返したといいます。

 このヒカギリ。

 噛まれたらそのヒカギリの命でした。


・ヒカギリ=日限り

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