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妖怪百物語  作者: keikato
392/924

392 ウルユス

 ウルユスは薬が擬人化した化け物で、幕末から明治時代中期にかけての浮世絵師、歌川芳虎によって描かれています。

 その絵では、古い西洋風な服を身に着けたウルユスが、黒い肌をしている病気の鬼の上に乗って組み臥しています。

 ちなみに……。

 ウルユスは江戸時代の1811年に発売された薬の名前で、これは西洋の最新薬を装って作られたものでした。

 ただウルユスという言葉はオランダ語でも他の西洋語でもなく、「ウ」と「ル」と「ユ」を組み合わせると「から」の字になることから、「空」に「ス」を合わせて、腹の中を空にするという効能から命名された便秘を治す下剤でした。

 このウルユス。

 使い勝手の良いベンピな薬だったといいます。



・ベンピ=便秘=便利

・歌川芳虎(生没年不詳・うたがわよしとら・浮世絵師)


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― 新着の感想 ―
[良い点] 昔の人はなんでも妖怪にするんですねw 下剤まで妖怪になっているとは。 [気になる点] ウルユスは何をする妖怪なんですかね?
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