表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
382/935

382 イタチ寄せ

 イタチ寄せは福島県南会津郡檜枝岐村に伝承があり、『福島県史』に次のようなことが記されています。

「村の若者たちはおもしろ半分にイタチ寄せをした。

 2里、3里も離れたところからイタチが寄ってくるという。

 定め人を真ん中にしてその周囲を囲み、オンショウシウソワカ、オンキリカタヤソワカと唱えるうちにイタチが寄ってくる。

 憑かれた者は膝の上に両肘をつき、しゃがんだまま跳ねまわる。

 イタチを寄せるのはたやすく、離すのは難しい。

 離す唱詞もあるが、憑いた者をそのまま放っておけば、くたびれた様子で座り込み、あるいは倒れて、しばらくするとイタチは離れるという」

 このイタチ寄せ。

 若者たちはヨセばいいのにやったのでした。



・ヨセ=寄せ=よせばいいのに

唱詞となえことば


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ