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妖怪百物語  作者: keikato
378/941

378 小玉鼠

 小玉鼠こだまねずみは幻獣の一種です。

 これは秋田県北秋田郡のマタギたちに伝わり、見かけは鼠そのものです。

 小玉鼠は人に出遭うと体を風船のように膨らませ、次の瞬間、鉄砲のような轟音とともに破裂させ、肉や内臓を周囲に撒き散らして死ぬという、奇妙な習性を持っていたといわれています。

 マタギたちはこれを山の神の怒りや警告として恐れ、これに遭うとすぐに猟をやめました。

 またヤマネの別名が小玉鼠であることから、これはヤマネが正体だともいわれ、冬眠中のヤマネを掘り起こしてしまったマタギが罪悪感から祟りがあると考え、この伝承に繋がったとする説もあります。

 この小玉鼠。

 マタギたちはこれを踏まないようマタギました。


・マタギ=跨ぎ

・マタギ=狩猟を専業とする者


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