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妖怪百物語  作者: keikato
362/923

362 すねこすり1

 すねこすりという妖怪がおります。

 岡山県に伝承があり、これは雨の降る夜に現れ、道行く人の足にすり寄ってきて、またの間をこすりながら通り抜けていったといいます。

 見た目は犬か猫のようですが、その正体は狸の化け物だといわれ、これに遭遇した者はつまづくか、最悪でも転ぶくらいで、特に目立った危害はありませんでした。

 ある雨の夜。

 一人の商人の男が、提灯ちょうちんを手に家路に向かっていると、犬のようなものが足元にすり寄ってきて、それから股の間を通り抜けていきました。

 男はおもわず転びそうになりました。

「こらっ、どこを通ってるんだ!」

 すねこすりが振り返り、手でバイバイしながら去っていきます。

「マタねー」


・マタね=またね=股ね

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― 新着の感想 ―
[良い点] 映画「妖怪大戦争」に登場したすねこすりは、ぬいぐるみみたいな愛らしい姿をしていましたね。 第6期の「ゲゲゲの鬼太郎」でもスコティッシュフォールドに似た愛らしい姿をしていましたし、すねこすり…
[一言] 股の間をすりぬける ねこは、日常茶飯事ですね。 おまけに、機嫌の良い時には、長い尻尾をぴんとたてて、股の間にくるので、くすぐったいやらなんやらで。 危害を加えないのなら、股の間をすりぬける…
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