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妖怪百物語  作者: keikato
352/929

352 土ほり

 土ほりという妖怪がおります。

 昔から夜道や森の中で、砂や小石が突如として降ってくる怪事は各地にいろいろとありますが、それらは狐や狸の仕業だとされることが多く、土ほりのように降ってくるものが土で、その発生した場所が部屋の中というのは他に類を見ませんでした。

 これは和歌山県日高郡日高町に次のような話が伝わっています。

 大正時代末の頃。

 日高町の某家で、部屋の片隅から片隅に向かって土が飛ぶという珍事が起きました。

 その様子を見た者の話によれば、土はどこからともなく飛んできたといい、また部屋にばらまかれた土の量は半端でなく、その土の重みで家が倒壊しそうになるほどでした。

 この某家。

 土壇場で逃げ出したといいます。


・土壇場=土

・土壇場=切羽詰まった場面


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