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妖怪百物語  作者: keikato
332/933

332 鬼火1

 鬼火は日本各地に伝わる怪火のことで、一般的な伝承では、人間や動物の死体から生じた霊魂、あるいは人間の怨念が火となって出現したものだといわれています。

 春から夏にかけての時節。

 鬼火は雨が降る日に現れることが多く、水辺、森、墓場などによく現れ、地上1メートルぐらいのところを浮遊します。

 それらは松明たいまつの火のような青い光が一般的で、いくつにも散らばったり、また集まったりしました。

 江戸時代の百科事典『和漢三才図会』によると、まれに街中にも現れ、人間に近づいて精気を吸い取ることもあるとしています。

 闇夜の墓場。

 そこが怖いと思えば、蛍の火さえ鬼火に見えるといいます。

 この鬼火。

 疑心暗鬼になるのでした。


・暗鬼=闇夜=鬼火=疑心暗鬼

・疑心暗鬼=疑う気持ちによって何でもないことに対して恐ろしく感じたり、怪しく感じたりする

・『和漢三才図会わかんさんさいずえ』(寺島良安編纂・絵入り百科事典)


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