表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
331/923

331 いそがし

 いそがしという妖怪がおります。

 江戸時代の妖怪画集『百鬼夜行絵巻』には名前と絵のみで解説文などが一切なく、どのような妖怪だったのかわかっていません。

 鳥山石燕は『百鬼夜行絵巻』の同じ絵から、妖怪画集『百器徒然袋』のうちの「天井嘗」を創作したといわれています。

 昭和の時代。

 漫画家の水木しげるは、これを「憑き物」として紹介しており、「そわそわしている人」はこの妖怪がとり憑いているからだと説明しています。

 また『水木しげるの憑物百怪』や漫画『妖怪博士の朝食』に登場させたことで、この妖怪は広く顔が知られるようになり、あちこちに登場する機会が増えていきました。

 このいそがし。

 水木氏によって忙しくなりました。




・『百鬼夜行絵巻』(日本の絵巻物で多数の作品が現存)

・鳥山石燕(とりやませきえん・1712~1788・画家)

・『百器徒然袋』(ひゃっきつれづれぶくろ)

・水木しげる(1922~2015・漫画家、妖怪研究家)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 「磯河岸だと? さぞかし、美味そうな海産物がたくさん集まってそうだな」 と餓鬼たちに大人気となりましたw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ