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妖怪百物語  作者: keikato
322/924

322 犬神1

 犬神は西日本に広く分布する犬霊の憑き物です。

 犬神の憑依現象は、平安時代にはすでにあった動物の霊を使う呪詛が、のちになって民間に流布したものと考えられています。

 そのやり方ですが、飢餓状態の犬の頭部を打ち落とし、さらにそれを辻道に埋め、人々がその上を往来することで怨念が増したところで、その霊を呪物として使う方法がよく知られています。

 大分県山香町でのこと。

 実際に巫女がこのようにして犬の首を切り、腐った首に群がった(うじ)を乾燥させ、これを犬神と称して売ったという霊感商法まがいの事例がありました。

 しかもこの蛆を、ありがたがって買う者たちがいたといいます。

 この犬神。

 憑かれた者はウジウジとしました。


・ウジウジ=蛆=うじうじ

・うじうじ=陰気な性格


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― 新着の感想 ―
[一言] 犬神拝読しました。 我が県に、このような、おぞましい事例があるとは…。 しかも、巫女がするとは…。 地域の氏神様も、お怒りになりますよ。
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