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妖怪百物語  作者: keikato
310/923

310 金玉1

 金玉かねだまは金の精霊で、その名のとおり玉のような物または怪火で、これを手にした者の家は栄えたといわれています。

 これは江戸時代後期、滝沢馬琴らの奇談・怪談集『兎園小説』に次のような話があります。

 1825年の某月某日のこと。

 安房国某村の丈助という農民が、早朝から農作業に取りかかろうとしていたところ、雷鳴のような音とともに赤々と光り輝く卵のようなものが落ちてきたので、丈助はそれを持ち帰り秘蔵の宝としました。

 後年。

 この真っ赤な金玉のご利益か、丈助の家は江戸時代末期に農民から武士に取り立てられ、1840年には後に1万円札の顔となる渋沢栄一が誕生したといいます。

 この話。

 もちろん真っ赤な嘘です。


・真っ赤な嘘=真っ赤な金玉

・真っ赤な嘘=まぎれもない嘘

・滝沢馬琴(たきざわばきん・1767~1848・読本作者)

・『兎園小説』(とえんしょうせつ・兎園会で発表し合った異聞奇談などを集録)


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― 新着の感想 ―
[一言] こりゃあ魂消(たまげ)た 。・゜・(ノ∀`)・゜・。
[一言]  金玉……。 間違ってもキンタ〇ではないのですよね。  しかしながら、このネタがでると自分的には、感想を書かざるをえませねぇ(笑  この金玉を拾った丈助が栄えたと言うのも、タマタマだったの…
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