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妖怪百物語  作者: keikato
292/958

292 金鶏1

 金鶏きんけいは怪異の一種です。

 これは日本各地に伝承があり、塚、橋の下、神社の境内などに埋められた金の鶏がいて、元旦や節分の日に鳴き声が聞こえるといわれるものです。

 京都府亀岡市。

 二つの塚に雌雄の鶏が埋まっており、節分の晩に雄鶏が鳴き、これを掘り出そうとすると白羽の矢が飛んできたといいます。

 京都府千歳町。

 車塚古墳に黄金の鶏が埋まっていて、これが元旦に一声だけ鳴き、これを聞いた者は立身出世するといわれました。

 岐阜県多治見市。

 虎渓山の金鶏塚に埋まっている鶏は元旦に鳴き、年齢分の赤飯のおにぎりを供えると、痔が治ったといいます。

 この金鶏。

 痔が治った報告を受けて満足そうでした。

「ケッコー、ケッコー」


・ケッコー=結構

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