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289 雪ん子
雪ん子は雪の精の一種です。
雪ん子は雪が多い地方に出現し、これは子供姿の雪の精、あるいは雪女の子供だとされました。
雪女の子供とされる場合、雪女は子供を抱いてくれと頼んでくるといい、言われたとおりに抱くと、雪ん子はどんどん重くなっていき、それに耐えられなかった者は押しつぶされて死んだといいます。
雪ん子が一人で現れる場合は、身体に不釣り合いな大きな蓑笠をつけていて、人間の子供たちと遊んだりしたといわれています。
また寒い日は元気なのですが、雪解けの季節になると元気がなくなり、家の中に閉じこもったといわれています。
さらに火に弱く、火に近づくと湯煙を上げて消えてしまいました。
この雪ん子。
どこへユキンコ?
・ユキンコ=雪ん子=行くの




