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妖怪百物語  作者: keikato
282/924

282 ムィティチゴロ

 ムィティチゴロという妖怪がおります。

 これは鹿児島県の徳之島阿布木名に伝承があり、名前のムィティチゴロは「片目の豚」という意味で、この豚は光が当たっても影ができないので、これにより普通の豚と見分けることができたといいます。

 このムィティチゴロに股の下をくぐられると、魂を抜かれて死んでしまうといわれ、たとえかろうじて助かっても金玉を損傷して、一生腑抜けになってしまうといわれています。

 もしこれに出遭ってしまった場合、股をくぐられないよう、両脚を交差させながら歩いたといいます。

 このムィティチゴロ。

 たまに魂とまちがえて玉を抜いてしまうことがありました。

「わあー、なんで玉なんやー」

「わあー、タマタマやー」


・タマタマ=玉玉=たまたま(偶然)

・腑抜け=意気地がない


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― 新着の感想 ―
[一言] これも出さざるを得ないネタですね~。 魂とまちがえて玉を抜いてしまったムィティチゴロ、こんな場合は恥ずかしさのあまりコウガンするしか無かったのでしょうね。 ああ、下品……。
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