表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
279/924

279 応声虫1

 応声虫おうせいちゅうは病気を引き起こす怪虫で、この病気に冒されると腹にデキモノができ、それはやがて口のようなものになって言葉を発しました。

 さらにこの口は食べ物を欲しがり、病人がこれを拒むと大声でわめきたてたといいます。

 その昔。

 ある男に応声虫が入り、高熱が続いたあと腹にデキモノができました。

 男は様々な薬をデキモノの口に飲ませ、その中でも特に嫌がるものを選んで飲ませました。

 10日ほどのち。

 男の尻の穴から、頭につのがあるトカゲのような虫が出てきたので、男はその虫を捕まえようとしました。

 ところが虫は、すぐに肛門の中に逃げ込んでしまいました。

 男は怒り狂いました。

 腹の虫がおさまらなかったのです。



・腹の虫=応声虫

・腹の虫が治まらない=腹が立って怒りがおさまらない


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ