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妖怪百物語  作者: keikato
278/922

278 疱瘡神1

 疱瘡ほうそう神は疫病神の一種です。

 疱瘡神は犬や赤色が苦手だといい、疱瘡患者には赤い御幣をお守りにしたり、周りに赤い張子の犬人形を飾ったりして、健康な子供には赤い玩具などを与えて疱瘡除けのまじないとする風習がありました。

 また医学が未発達な時代、天然痘である疱瘡を擬人化するのみならず、実際に少女の姿に化身した疱瘡神を目撃したという話もありました。

 明治8年某月。

 当時の錦絵新聞『日新真事誌』に次のような記事が載りました。

「本所で乗せた少女が忽然と車上から消え、その少女は全身に赤い物をつけていた」

 この少女が疱瘡神だといい、新聞を読んだ多くの者がこれを疑わなかったといいます。

「ホウソウだったんだ」


・ホウソウだった=疱瘡だった=ほう、そうだった

・疱瘡=天然痘


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― 新着の感想 ―
[一言]  きっとその少女は「トウソウ」したのでしょうね。  天然痘だけに(笑  
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