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妖怪百物語  作者: keikato
26/919

26 雷獣1

 雷獣という妖怪がおります。

 東日本を中心とした各地に伝わり、山中に自然にできた穴に住んでおり、体長は約60センチほど、4本の足には鋭い爪があったといいます。

 激しい雷雨の日。

 雷獣たちは穴から空を見上げ、己が乗れる雲を見つけると、それに飛び移って空を飛びました。

 ある雷雨の日。

 その雷獣は穴から首を出し、自分が乗れるであろう雲を探していましたが、これが意外と難しく、うまく飛び移れなければ地上に落ちてしまいます。

 そんなとき。

 フワフワとした雲が流れてきました。

 あっちの山、こっちの山から、仲間の雷獣たちが次々に空へと飛び上がっていきます。

 その雷獣も穴を出て空へと飛び上がりました。

 この雷獣。

 フワ雷同でした。


・雷同=雷獣

・フワ雷同=フワフワ

・付和雷同=自分にしっかりとした考えがなく、他人の言動にすぐ同調する


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