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妖怪百物語  作者: keikato
259/922

259 ムラサ

 ムラサは怪異の一種です。

 島根県隠岐郡隠岐の島町に伝承があり、江戸時代の怪談や随筆、近代の民俗資料などに次のような話が見られます。

 隠岐地方では、潮の中に夜光虫が光っているのを「ニガシオ」というのですが、その中でボーっと光りながら丸く固まっているものがムラサで、これに船が乗りかかるとパッと散らばったといいます。

 また暗夜に突然、海面が明るくなってチカッと光ることがあったといいます。

 これに遭遇すると、「ムラサにとり憑かれた」といって災難が起こるとされ、そのときは刀や包丁を竿の先に結びつけ、船の先の海面を何度か左右に切ることにより、ムラサの災難から逃れました。

 このムラサ。

 キリなく現れたといいます。


・キリなく=きりなく(かぎりなく)=切りなく

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