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妖怪百物語  作者: keikato
254/923

254 かまきり坂 1

 かまきり坂は怪異の一種です。

 これはカマイタチの類いのものだとされ、新潟県小千谷市に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 三島郡片貝村にあったかまきり坂には、人間を捕えて喰う、巨大なかまきりが現れたといいます。

 そのため近隣の村の人々は、かまきり坂を通るときは、人喰いかまきりに見つからないようこっそりと通っていました。

 ある大雪の日。

 このかまきりが積もった雪の重みでつぶされて圧死あっししました。

 それ以来。

 この坂で転ぶ者は鎌で傷つけられたような傷口が生じ、さらにそこからどす黒い血が流れ出し、ひどく苦しんだといいます。

「おまえ、人喰いかまきり? まさか雪につぶされて死んだんじゃ」

「はい、アッシです」






・アッシ=圧死=あっし(わたし)

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― 新着の感想 ―
[一言] 私と圧死、を掛けたのですね 久々の座布団一枚
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