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妖怪百物語  作者: keikato
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 くだんという妖怪がおります。

 牛の体と人間の顔を持つ化け物で、牛から生まれて人間の言葉を話し、生まれて数日で死ぬといいます。

 これは19世紀前半から日本各地で知られるようになり、天保年間の1836年、これが丹波国与謝郡の倉橋山に出現したと触れまわる当時の瓦版が残っています。

 この瓦版にある件は「この先数年間は豊作が続く」と予言し、また「その絵図を張り置けば家内は繁盛し厄も避けられる」と教示したとされています。

 ちなみに。

 証文を締めくくる「よって件のごとし」という定型句は、この件になぞらえたものだとされる一方、これは俗説だという意見もあります。

 この件。

 これらを笑って一蹴しました。

「クダンネエ」


・クダンネエ=件ねえ=くだらない

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