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妖怪百物語  作者: keikato
219/921

219 パヨカカムイ

 パヨカカムイは疫病を司る神です。

 これはアイヌに伝承があり、パヨカカムイは「歩きまわる神」という意味で、アヒルなど白い鳥の姿で渡り歩いて疫病をまき散らし、人の姿のときは唐草模様の衣を身にまとっていたといいます。

 その昔。

 ある村に貧しい一家があり、父親が子供に民話みんわを語っていると、家の外でパヨカカムイもその話を聞いていました。

 父親はそれに気づくと捧げ物をしました。

 その晩。

 パヨカカムイが夢枕に現れ、民話と捧げ物の礼だといって、疫病を避ける方法を教えてくれました。

 それ以来。

 この村の者は疫病にかからなかったといいます。

 後日談。

「パヨカカムイさん、家の中をのぞいてたやろ」

「ミンワ、聞いてただけや」


・ミンワ=民話=見ないわ

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