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妖怪百物語  作者: keikato
208/922

208 スウリカンコ

 スウリカンコは怪火の一種です。

 青森県八戸市に伝承があり、名称は「汐入村のカン子」からきているといわれています。

 その昔。

 八戸の汐入村にカン子という美しい娘がいました。

 カン子は多くの男たちから求婚されますが、別に好きな男がいたため、すべて断っていました。

 ところがあるとき、恨みに思った男たちにより、カン子は新井田川に生き埋めにされてしまいました。

 それ以来。

 その地では雨の夜、怪火が明滅しながら飛びまわるようになりました。

 その後。

 住友セメントの前身、磐城セメントの工場がカン子が埋められた場所に建てられた際、彼女を弔う祠が設置されました。

 現在。

 工場は跡形もなく、今ではカンコドリが鳴いているといいます。


・カンコドリ=スウリカンコ=閑古鳥

・閑古鳥が鳴く=ひっそりと静まり返っている


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